2020/06/07 22:15


自分自身に完璧に合った服を選ぶとき必ず大切なポイントになるのがサイズ選びです。実は多くの方が、自分のサイズに合う洋服が見つからなくて困っていたり、ほしいブランド物の服があってもサイズが違いすぎて着こなせないとお悩みの方がいらっしゃいます。

モードの世界では「オートクチュールの死」なんて言葉が数年前に流行りましたが、仕立て服と既製服の大きな違いは「サイズの決め方」です。一般的な既製服には、必ず決められたサイズがあります。その一方で、お客様個人のサイズを測ってから仕立てられる仕立て服は、お客様個人のボディによって調整できるので柔軟性があります。


MOMOZONO Arte della Sartoriaは、イタリア、フィレンツェを拠点とする仕立て服を専門としたインディペンドブランドです。イギリスのロンドンでヨーロッパの仕立て技術を学び、フィレンツェ開催の大規模なファッションイベント「ピッティ」をきっかけに活動場所をイタリアに移し変更しています。

今回ご紹介させていただきたい商品は、サイズのお直し可能なイタリアのデッドストック生地から作られたテーラードジャケットです。


MOMOZONO Arte della Sartoriaでは、デザインと在庫に残っている生地の状況により、オンライン上での仕立てサービスが可能です。自分でサイズが測れる方法をこちら側がお手ほどきし、お客様のサイズを自己申告していただいた後、商品をそのサイズに合わせて仕立て直すと言った流れのサービスです。


今回こちらでは、その際に必要になってくる簡単な服のサイズの測り方をご説明いたします。


仕立て服のサイズの測り方は基本的に二通りあります。

①ほしい仕上がりに近い既製服の寸法を測る
②ボディを測る

今回は、①ほしい仕上がりに近い既製服の寸法を測る、について取り分けご説明したいと思います。ここでは、今回ご紹介しているテーラードジャケットを例にしています。


まず、ほしい商品の仕上がりに近いと思うデザインの似た既製品のアイテムをご用意します。今回で言うと、すでに私物で使っているお気に入りのジャケットなどのことです。

次に、既成のアイテム自体のサイズを測ります。

C = chest (胸周り)
胸周りは、脇のすぐ下の長さのことです。ボディには前と後ろがありますので、画像で指しているポイントの長さを2倍にした数字が胸周りのサイズとなります。
W = waist (胴周り)
胴回りは、胴の少し窪んだあたりのラインのことです。おへその上を通る長さだと考えていただければイメージしやすいかと思います。像で指しているポイントの長さを2倍にした数字が胴周りのサイズとなります。

H = hip (腰周り)
腰回りは、お尻の一番出っ張った周りの長さのことです。画像で指しているポイントの長さを2倍にした数字が腰周りのサイズとなります。

AL = arm length (袖丈)
袖丈は、袖山の一番高い線から袖口までの長さです。この長さは、人によってかなりの差があるので、既製服の長さを測る際には、自分がほしい腕の長さに調整して申告していただけると良いと思います。
SW = shoulder width (肩幅)
肩幅は、袖山の一番高い線からもう片方の同じ線までの長さです。

L = length (着丈)
着丈は、後ろ身頃の襟がついているラインから裾までの長さのことです。

この手法で服のサイズを測る際のメリットは、自分がほしい長さに調整して申請できること。すでにある洋服のサイズを測っているわけですから、次にどうあってほしいかということを明確にイメージしやすいからです。

今回ご紹介しているテーラードジャケットは生地のストックがまだあるため、お客様のサイズに合わせて新着することが可能です。
MOMOZONO Arte della Sartoriaがご提供させていただいている商品には、一点物の再生産不可能なアイテムもあります。その際は、既存のアイテム自体を直接お直ししてご提供するというかたちになります。どうか何卒ご了承ください。

今回も、最後まで読んでくださいまして、誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。

感謝